一時帰国で在留資格を失わない?再入国許可とみなし再入国許可の使い分け
執筆:SUMIMOTO 株式会社編集方針
一時帰国や海外出張のたびに「在留資格は大丈夫か」と不安になる方は少なくありません。結論から言うと、有効な旅券と在留カードを持つ中長期在留者は、出国後1年以内に戻る場合、原則として事前の許可なしで再入国できます(みなし再入国許可)。
ただし、1年を超える長期の出国や、在留期間の満了が近い時期の出国では、再入国許可の取得が必要になったり、期限の数え方が変わったりします。この記事では、二つの制度の違いと、出国前に確認したい点を整理します。
再入国許可とみなし再入国許可はどう違う?
再入国許可は、出国前に入国管理局で申請し、許可を受けておく制度です。有効期間は最長5年(特別永住者は6年)とされ、数次再入国許可を受ければ期間内に何度でも出入国できるのが一般的です。申請には手数料がかかります。
みなし再入国許可は、有効な旅券と在留カードを持つ人が、出国時に制度を利用する意思を示すことで、改めて許可を受けなくても再入国できる仕組みです。有効期間は出国から1年(在留期間がそれより先に満了する場合は満了日まで)とされ、海外で延ばすことは原則できません。
期限の目安
- みなし再入国許可で戻れる期間
- 1年
- 再入国許可の有効期間の上限
- 5年
- 在留期間満了前の更新申請の目安
- 3か月
出国から。在留期間の満了日が先ならそこまで
特別永住者は6年。許可時に定められる
出国の予定と重なる場合は早めに相談
みなし再入国許可はどんな条件で使える?
利用の前提は、有効な旅券と在留カードを所持していることです。出国の際は、入国審査官にみなし再入国許可で出国する旨を伝えます。出国確認留保の対象になっている場合など、一定の事情があるときは利用できません。
「出国後1年」と「在留期間の満了日」のうち早い日が期限になる点が重要です。例えば在留期間があと8か月しか残っていない人が1年間海外にいると、在留期間の満了日までに再入国できなければ、在留資格を失う可能性があります。
海外滞在中に在留期間が切れそうなときは?
海外滞在中に在留期間が切れそうな場合、国外から在留期間の更新を申請することはできません。一時的にでも日本へ戻って更新手続をするか、再入国許可の延長や在留資格認定証明書による再入国の可否を、事前に確認する必要があります。
病気や災害など、やむを得ない事情で期限内に戻れないときは、在外公館や入管に早めに相談してください。個別の事情で取扱いが変わるため、自己判断で期限を過ぎるのは避けましょう。
二つの制度の比較(一般的な傾向)
| 項目 | みなし再入国許可 | 再入国許可 |
|---|---|---|
| 事前の申請 | 不要(出国時に意思を示す) | 必要(入管で許可を受ける) |
| 戻れる期間 | 出国から1年。在留期間満了が先ならその日まで | 最長5年(在留期間の範囲内が前提) |
| 海外での延長 | 原則できない | 条件付きで延長できる場合がある |
| 手数料 | 不要 | 必要(金額は改定されることがある) |
根拠となる法令
- 入管法 第26条
- 再入国許可の制度を定める条文です。有効期間の上限が定められ、数次再入国許可も同条に基づくとされています。
- 入管法 第26条の2
- 有効な旅券と在留カードを持つ人について、出国後1年以内の再入国を原則として許可不要とするみなし再入国許可を定めています。
- 入管法 第23条
- 旅券・在留カードの携帯義務に関する規定です。出国・再入国の手続でも提示を求められます。
よくある見落としと対策
✕在留期間が残り少ないのに、1年間の帰国を計画し、更新の機会を逃した。
→出国前に在留期間の満了日を確認し、満了日が1年以内なら更新を先に済ませる。
✕みなし再入国許可で出国したが、海外で期限を延ばせると思い込んでいた。
→みなし再入国の期限は延長できない前提で、帰国日を決める。
✕旅券の有効期限が短く、再入国時に問題になった。
→出国前に旅券の残りの有効期間を確認し、必要なら更新する。
✕在留カードを持たずに空港へ行った。
→在留カードと旅券を携帯して出国手続に臨む。
出国前チェックリスト
- 在留期間の満了日を確認した
- 出国から戻るまでの日数が1年以内に収まることを確認した
- 旅券と在留カードの有効期限を確認した
- みなし再入国許可を使うか、再入国許可を取るかを決めた
- 在留期間の更新が必要な場合、出国前に申請を済ませた
- 勤務先・学校・家主に不在期間を伝えた
よくある質問
- Q. みなし再入国許可に手数料はかかりますか?
- A. 手数料はかからないのが一般的です。再入国許可を事前に取る場合は手数料が必要になります。
- Q. 1年を超えて海外にいるとどうなりますか?
- A. みなし再入国許可の期限を過ぎると、再入国できず在留資格を失う可能性があります。長期の滞在が見込まれる場合は、事前に再入国許可を取得する方法を検討します。
- Q. 在留期間がまもなく切れる場合、出国してもよいですか?
- A. 在留期間の満了日までに戻れないと在留資格を失うおそれがあります。出国前に更新を済ませる、または日程を調整するのが安全です。
- Q. 家族が同行する場合も同じ手続ですか?
- A. 在留カードを持つ家族は、それぞれ同じ要件で制度を利用できるのが一般的です。ただし、ビザの種類によって扱いが異なる場合があるため確認してください。
SUMIMOTO Hub のアプリでは、24時間対応のAIアドバイザーが、在留資格や出入国の基本を多言語で解説します。ただし、個別の事案は入管や有資格の専門家(行政書士など)にご確認ください。
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参考資料・出典
本記事は公開時点の一般的な情報で、法務・税務・投資に関する個別の助言ではありません。記事の作成には生成 AI を活用しています。編集方針
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